田中歯科医院 広島市東区東山町2-12
TEL・FAX 082-281-1074
http://tanaka-dent.com/
2-12 Higashiyama-cho Higashi-ku Hiroshima-city Hiroshima 732-0043 Japan




唾液のパワーで虫歯予防


皆さんは、唾液についてどのくらいご存知ですか?日常それほど意識することのない唾液は様々な大切な役割をしています。

 梅干しやレモンなど・目にしただけで口の中いっばいに広がる唾液。どこから出てくるか不思議ではありませんか?それは唾液腺と呼ばれるところからで、場所により耳下腺、舌下腺、顎下腺と呼ばれ、これらの腺の収縮により唾液が分泌されるのです。耳下腺からは水のようにさらさらとした睡液が、舌下腺からは粘りけのある唾液が顎下腺からは、その中間のような唾液が分泌されているのです。まれに唾液中の石灰分が沈澱し唾液腺がつまってしまい唾石症という病気になります。唾液の流れが妨げられるので痛みがでることがあります。

 さてここで唾液の働きについて考えてみましょう。唾液は常に口の中に潤いを与え、食べ物を飲み込む時や発音する時などの助けになります。また唾液中のアミラーゼなどの酵素により、歯で噛み砕かれた食べ物は分解され栄養の吸収がすみやかになります。

 では歯と唾液の関係はどうでしょうか?なんと唾液は虫歯を予防するすごい力を持っています。それは、自浄作用と呼ばれ口の中に残った食べかすを洗い流したり、殺菌作用で虫歯の原因菌を弱らせることができるからです。また、初期の虫歯であれば唾液中のリンとカルシウムの働きでその部分を回復させることも可能ですし、歯の表面のエナメル質に直接作用して歯が溶け出すのを防ぐ働きもしています。これらの睡液の働きにより虫歯は予防されるのです。

 さらに唾液のペルオキシダーゼという成分が、食物に含まれている有害物質を約98%も分解できるのでガン予防にも一役かっているのです。これもすごいことですね。

 唾液の量は個人差がありますが1日約1リットルほども分泌されます。分泌が多くなるのは、先ほどの梅干しなどを見た時、口内炎や扁桃腺の炎症がある時などです。また、生後4〜5ヵ月の小児のよだれは乳歯の生えてくる刺激で沢山の唾液が分泌されるためです。また、睡眠中は唾液があまり分泌されず虫歯になりやすいので、寝る前はていねいに歯磨きをして下さい。

 この大切な唾液をうまく活用するには歯応えのある食べ物を良く噛み、唾液の分泌を促すことです。最近ではキシリトール入リのガムが販売されています。キシリトールは厚生省が認可した天然素材の甘味料で虫歯の原因菌を抑制することができるとともに、ガムを噛む作用で唾液も増えるため虫歯予防には大変有効です。

 人間の体は非常によくできています。唾液もそのひとつです。是非これらのメカニズムを上手に生かしてみて下さい。










ご質問・お尋ねはこちらまで info@tanaka-dent.com
© 2004- TANAKA DENTAL OFFICE. All rights reserved.
Web Produced by CDCIS